年俸制と残業代について

年俸制で働いている人は残業代が出ないのでしょうか。何か一年分の給料が決まっているのだから、残業をしてもその分の給料は支払われないような気もします。

しかし、この考えは間違いです。そもそも多くの人に適用されている月給制であっても、月額給料が決まっているのですから、それを単に12倍した一年間の給料総額、つまり年俸も決まっているはずです。

しかし、一年間の給料総額が決まっているから、月給制の人には残業代は出ないといった論理が通用しないことは明らかでしょう。これとまったく同じ話で、年俸制で一年間の給料が決まっているのだから残業代はでないという論理は破綻しています。

結論を言えば年俸制の人であっても残業をした場合にはその分の給料は支払われます。どれだけの金額になるのかという計算は、基本的な考え方は月給制の場合と同じなのですが、まずはその人の時給を計算するところから始まります。

年俸制の人は、単純にはその金額を一年間の所定労働時間数で割れば時給が求められます。一年間の所定労働時間数は、1日の所定労働時間数に一年間の勤務日数を掛け算すればわかります。典型的な企業では、1日8時間、一年間の所定労働日数は240日程度でしょう。

掛け算すると1920時間となります。ここで、ある人の年俸が384万円なら、384万を1920で割って2000となり、この人の時給は2000円です。そして、残業の場合は最低でもこの1.25倍の時給を払う必要があると定められています。
つまり、最低でも2500円の時給を残業代としてもらえることになります。

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